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「汐湯 おかげ風呂舘 旭湯」さんで湯浴み

温暖で過ごしやすい当地、雪が降るのも珍しいのに、何と先週に続き、今日も降雪に見舞われました。

水仙の花も寒々としていますが、こんな日だからこそと一念発起、山を越えて伊勢市へと赴きました。

今日の目的地は勢田川の水運を利用した問屋街として発達した河崎の近く、銭湯の「汐湯 おかげ風呂

舘 旭湯」さん。

ここの露天風呂は神宮参拝の前に身を清める為に訪れる、二見浦から毎朝夕2度も汲み上げて運んでく

る海水を使った禊の湯なのです。

この項に載せるべく、お風呂の写真(冒頭写真)を撮りたかったので、舘長の酒徳覚三さんに撮影の許

可願いを申し出ると、快く承諾していただき、さらには資料をご提供いただいたり、まつわるお話をお

伺いさせていただきました。

そもそも何故この汐風呂に注目したかというと神宮参拝の順序に気を使っておられる方が多いからです。

よく宿泊者の方から「明日、伊勢神宮にお参りするのですが、初めに外宮へいって、それから内宮に行くのが正しいのですよね?」と聞かれます。

そう、確かにそれは正しいのですが(どこまでを正しいというか、線引きが難しいのですが)、あえていうならば、二見浦で身を清め(浜参宮)た後、

「外宮先祭」の通り、外宮、内宮の順に参拝し、最後に神宮の鬼門を守る寺、朝熊岳金剛證寺にお参りするのが正式といえるでしょう。

伊勢音頭にも「お伊勢まいらば朝熊をかけよ 朝熊をかけねば片参り」とうたわれています。

外宮若しくは内宮のどちらかしかお参りしなかったのを「片参り」というのではありません。

そのお参りの初め、禊をする二見の海水を汲み、それを供する銭湯、いかにも伊勢ならではではありませんか。

舘長は浴場に夫婦岩のレプリカを作られたり、銭湯の祖といわれる伊勢与市翁に傾倒するなど、非常に熱心な方で、伊勢の風呂文化の講演もされておら

れます。

実際に汐湯に浸かり、舞い降りる雪を眺めながら、体の芯まで暖まらせていただきました。

風呂上りには懐かしいコーヒー牛乳をいただき、恐縮至極。

来てよかった!

 

蛇足ながら、神宮お参りの時は、外宮は左側を、内宮は右側を通ることになっています。

真ん中は神様の通り道なので、くれぐれもご注意を。

また、正宮は感謝を伝えることろ、願い事は別宮ですることも努々忘れることなく行うよう、宜しくお願いいたします。